認知症にならない!脳を老けさせない!健康脳ねっと

  
脳活パズルサイト

ワーキングメモリーとは 〜記憶の種類〜

ワーキングメモリー(作業記憶)とは、前頭葉にあり、一時的な記憶をして、いろいろな作業ができるようにしてくれる領域のことです。

例えば、あなたが料理をしている途中に雨が降ってきました。
瞬時の判断で、フライパンの火を消し、慌てて洗濯物を取り込みます。
その後、どのような行動に移りますか?
当然ですが、料理に戻りますよね。
フライパンの火が消えていることに驚くことはありません。

料理をしていた、フライパンの火を消した、という記憶がしっかりと保たれているからです。
これがワーキングメモリーの力です。
複数のことをする時に一時的に記憶を保ち、作業が円滑に進むようにしてくれるのです。

ワーキングメモリーが正常に働かなかったら、洗濯物を取り込んだ後に料理をしていることを忘れて買い物に行くかもしれませんし、フライパンの火をみて誰が消したのかと大騒ぎするかも知れません。

認知症予防1200円の物を買ったときの消費税を計算する、割引後の価格を計算する
この時にもワーキングメモリーが活躍します。
いったん1200という数字を記憶し、消費税額や割引額を計算し記憶。
それらを足したり引いたり。このいくつかの記憶を可能とするのがワーキングメモリーです。
ちょうど電卓のメモリー機能みたいな感じですね。

認知症予防コミュニケーションをとる
会話をする時にもワーキングメモリーが欠かせません。
相手が直前に話したことを記憶にとどめておかないと、話は成立しませんね。
A「今日はいい天気ですね」 → AB双方のワーキングメモリーに記憶
B「そうですね」
となります。これが出来なかったら、
A「今日はいい天気ですね」 → B「そうですね」とはならず
B「兄が海外出張なんですよ」 → A「へぇ、どこなんですか?」とはならず
A「今日は都内のレストランで食事をするんですよ」 → B「あら、いいですねぇ」とはならず
・・・会話になっていません。

認知症予防テレビを見ながら家族と会話する
テレビを見てその内容を追いながらも、家族との会話にも参加することが出来ます。
これもワーキングメモリーが2つの動作を同時にできるようにしてくれているからです。
テレビを見ている自分を保ちながら、家族の会話も記憶できるわけですね。
ただ、経験があることと思いますが、テレビの内容が難しかったり、いいところだったりすると家族の会話が邪魔になったりします。これは、テレビと家族との会話の両方に100%の力を注げるわけではないからです。
人のワーキングメモリーには限界があります(鍛えることは可能)ので、テレビに40%、家族との会話に60%というように、能力を分けることで対応しているのです。
だから、歩きスマホで人にぶつかり、テレビを見ながら裁縫していたら針を指に刺すわけです。

2つのことに100%集中はできない、ということです。
このことからも、集中力にワーキングメモリーが深くかかわっていることがわかります。


・集中力とワーキングメモリー


喫茶店で集中して勉強することを想像してください。
人の声や外の雑音が気になってなかなか集中できないかもしれません。
ただ、ひとたび集中してしまうと、ふと集中が途切れた時に、「あれ、こんなにうるさかったんだ」と思うのではないでしょうか。
これは、ワーキングメモリーが集中モードを作るために、雑音に気が向かないようにしているからです。ワーキングメモリーが強い人はどこでも集中モードに入ることが出来るでしょう。

ただ、それを邪魔する存在があります。


・痛みとワーキングメモリー

集中を妨げる存在、その一つが痛みです。
虫歯が痛むとき、切り傷が痛むとき、頭が痛いとき、集中するのは難しいでしょう。
これは、脳が「痛みに集中〜〜!!」と指令を出すからです。
トイレに行きたい時や、かゆみがある時も同じような感じになりますね。

その他、ワーキングメモリーの働きを妨げる要因がいくつかあります。

認知症予防選択に迫られている時
集中しているときに、「今日の夕食ハンバーグと焼肉どっちがいい〜?早く決めて!!」と言われたら、そのまま集中を続けることは困難です。
選択を後にしてもらうか、決めてしまうかを先に行わなければ集中できません。

これを利用するのがセールスと言えるかもしれません。
選択肢を与えられて、「今だけ」とか、「期間限定」と言われると、ついつい決めなければ!と選択を迫られる状態になってしまいます。
これによって集中できなくされ、結果高いものを購入してしまい、後からなんでこうなったんだろう?と感じます。
これは脳のせいなのですから、このような時、いったん持ち帰って考えるのは重要と言えますね。

認知症予防感情が揺さぶられている時
ワーキングメモリーは感情を司る偏桃体の近くにあるため、感情に左右されやすいです。
楽しい時は集中してしまいますし、非常にショッキングな出来事があった時は冷静な判断がしにくくなります。



関連リンク

認知症予防と脳活性化記憶とは 記憶の種類
認知症予防と脳活性化短期記憶と長期記憶
認知症予防と脳活性化エピソード記憶と意味記憶
認知症予防と脳活性化記銘・固定・保持・想起
認知症予防と脳活性化記憶の可塑性とは

スポンサードリンク