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短期記憶と長期記憶

記憶は短期記憶と長期記憶に分けられます。
共に海馬が担当し、長期記憶はその後大脳皮質にある各記憶部位に転写され、海馬からは消えるとされています。
ただし、これについてはいろいろな見解があり、長期記憶のすべてが大脳皮質なのかもわかっていません。海馬をすべて取り除いてしまった男性は、年単位で新しい記憶がなくなっています。そうなると、海馬で年単位の記憶がなされているともいえそうです。

・短期記憶とは

基本的に数秒から、長くても数分、数日程度の短い記憶です。

例えば、ババ抜きをしたとします。勝負が終わった後、「最初に持っていたカードは何ですか?」と質問して、正確に全て答えられる人はなかなかいないでしょう。
記憶として必要ないので忘れてしまうのです。

これは人にとってありがたい機能です。
ババ抜きの最初に持っていたカードをずっと忘れられないとしたら、ババ抜きをするたびに、前回のババ抜きの最初のカード、前々回の・・・と永遠に思い出してしまいかねません。
それが世の中すべての事象においてだとしたら、やってられませんね。

このほか、下記のような例でイメージしてみてください。
5日前に食べたものをすべて覚えていますか?と言われて、正確に思い出せますか?
ほぼすべての人が不可能というでしょう。特に印象に残った食べ物なら覚えているかもしれませんが、それ以外は覚えていることは少ないでしょう。

これが短期記憶のイメージです。


・長期記憶とは

短期記憶と異なり、非常に長い間覚えていることが出来ます。
その期間は長ければ一生です。

記憶の長さで2分までが短期記憶でそれ以降が長期記憶と呼び方が変わる・・・というものではなく、短期記憶とは記憶の方法が異なります。

短期記憶は、記憶が頭に残っている間だけ覚えていられる記憶です。その後、脳からすっかり抜け落ち、思い出せなくなります。
一方で長期記憶は、意識せず長い間過ごしても後から思い出せる記憶です。


例えるなら、テキストファイル(ワードやテキストエディタ)に”文章を書いただけの状態”が短期記憶で、”保存ボタンを押したもの”が長期記憶です。
短期記憶は保存せずにファイルを閉じたり、PCの電源を落とせば失われますが、長期記憶はもう一度ファイルを開けば復活しますね。このファイルを開く、が思い出す(想起)ということです。


・長期記憶に移行する方法

学生時代、テストのために英単語や漢字をひたすら書きなぐり覚えたという経験が誰にでもあると思います。
これは、英単語や漢字を短期記憶から長期記憶に移行させる作業だったのです。
殴り書きが記憶を強くする理由

長期記憶に移行させるにはこういった反復が重要です。
反復して覚えようとすることで、脳内に何度も同じ信号が送られます。しつこく送っているうちに、脳内にその記憶に関する回路が出来上がり、それが強固なものとなることで忘れなくなる(長期記憶に移行する)のです。

反復が重要・・・?一発で覚えてずっと忘れない記憶もあるけれど・・・

反復のほかにも長期記憶に移行させる方法があります。
それが興奮や感動、衝撃です。
楽しかった出来事、恐怖の体験、熱中した経験などは、1度きりの経験にもかかわらず時がたっても忘れませんね。
感情を揺さぶる記憶を忘れない理由
短期記憶のババ抜きの例でも、ゲームが終わったあとに、「最初にジョーカーを持っていた人は?」と聞けばきっと持っていた人は「私だ」と答えられるはずです。少なからず衝撃があったということでしょう。しばらくすれば忘れますが。

勉強で興奮や感動はしませんから、辛いんですよね・・・。



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